ニホンミケの爪とぎ場

ネコウヨのブログ。不定期で時事ネタ、政治ネタの画像等をアップしています。

なぜ愛媛県知事が倒閣に動くのか?黒幕はあの人・・・

愛媛県といえば、言わずと知れたあの今治市を擁する県だ。加計学園による獣医学部の新設を推進してきた自治体である。
その愛媛県の現知事が、過去の記録文書を掘り返し、スキャンダルを煽る行動をとっているのは実に奇妙だ。

出てきた文書の内容が仮に事実だとしても、誰も違法行為を行っていないし、安倍総理大臣が自ら不当な介入をしたという根拠にもならないのは明らかだ。

それなのに、中村時広知事は次々と細かい材料を持ち出して疑惑をあおる。それでは、自分の県をわざわざ貶めているようなものではないのか。なぜそんなことをする?


と思っていた矢先、なぁるほど、と思える話が伝わってきた。

その概要は図で示した通りだ。


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 要するに、獣医学部新設は前の加戸守行知事の時代に推進されてきたことなので、中村知事にとっては手柄にはならない。それよりも中村にとって大事なのは、自分が国政に返り咲くことなのだ。

 そこに目をつけたのが石破派の伊藤達也議員だ。伊藤と中村は、1992年から94年まで政権の座にあった日本新党(代表・細川護熙【当時の内閣総理大臣】)で共に党役員を務めた長年の友である。その伊藤は今は自民党の石破派に所属する。伊藤は中村に倒閣運動を持ちかけ、石破との間を橋渡しした。

 次期総裁選で「こんどこそ」と総理の座を伺う石破だが、いまの安倍政権は、これほどスキャンダル(捏造含めて)続きでも沈み切らない、強い政権だ。このままでは石破のチャンスはない。
 そこで、中村の野心につけ込んで、さらに安倍政権の力を削いでいく・・・中村への見返りは、知事三選の応援、さらには国政復帰も助けてやる・・・そしてその際、中村の長年の仇敵である塩崎恭久の地盤である愛媛一区で公認してやろうと画策しているという・・・これが成功すれば一挙両得だが、さらに、獣医学部新設に「ケチ」がつけば、日本獣医師会にも恩を売れる・・・・(日本獣医師会は、獣医学部新設に一貫して抵抗してきた既得権団体。新設の壁となる4条件を石破を通してねじ込んだ、いわゆる「石破4条件」はよく知られれている)

 石破にとって、そんな「良いことづくめ」の作戦を提案、実行した伊藤は、「石破内閣」誕生の暁には閣僚ポスト、経済産業大臣あたりを期待しているという。石破自身は伊藤のことは気に入っていないが、今度こそ総理総裁になれるのならば、そんなポストぐらいくれてやろうということだろう。

それにしても、こんな私的な野心ばかりの人々に日本の政治を任せている暇があるだろうか。国そのものの存立を脅かす問題が山積するこの時に・・・